企業は、コストと人・時間を割いてアプリ開発を行います。その仕事・職種に就く人の目標は、そのアプリが必要とされるかを考える事にあると思います。はじめに、必ず数値を伴った目標作りが必要になります。
例えば、アプリそのものを商品として有料化し、ユーザーから売上を得るのであれば、その売上目標が必要ですし、企業のブランドを上げるための宣伝媒体としてアプリ開発をするのであれば、ダウンロード数やアクティブユーザー数の達成目標の設定が必要になります。実際、アプリ開発を行い完成してリリースした後も、設定した目標に達成しているか、またユーザーが使用する上で問題が起こっていないか、など運用上の管理をしなければいけません。
目標に届いていなければ、大幅なバージョンアップを検討し、実施しなければいけない事もあると思います。定期的なメンテナンスなども必要でしょう。特に開発者に課される役割です。費用対効果を考えつつ、必要の無い物であればユーザーがいる状況でもアプリサービスを撤退しなければいけない事も起こりえます。そのような状況も想定した計画・目標が必要です。
多くのユーザーが取り込めるアプリであれば、企業・ユーザー双方にとって有益で、企業のイメージ向上にもつながります。
しかし、必要の無いアプリを放置していても、ユーザーに不満が残る状態を対応せずにそのままにしておくと、企業の信頼を損ねる結果になってしまいます。数値目標の設定・運用上の問題の有無・費用対効果について事前に計画し、開発の目標を明確にしておく事が必要になります。